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鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第24章 :7章 番外編2 犯人は誰だ?盗まれた◯◯


「そしてその中に…盗んだ物を入れ、持って帰った。そういう事か…」

エルヴィンの言葉に、全員静まる。

「チッ…完全に計画的犯行じゃねぇか、ふざけやがって!」

リヴァイは苛立ちながら、椅子の肘置きを強く殴る。

「それで…どうする?作業はもう終わったし…流石に犯人も逃げたんじゃない?」

『扉壊して、もう一度呼んだら?』

ハンジの言葉に、少女はケロリとそう答える。

「流石に…そのために扉を壊すのはねぇ。それに…囮の下着はどうするの?」

『私の下着…洗って持って来る?』

「「却下だ(よ)!!」」

『あっ、そういえば…ハンジも可愛い下着持ってるよ。』

少女は嬉しそうにハンジの顔を見ると、ハンジは思案顔で頷く。

「あ〜あれね!」
「嘘つけ!てめぇ可愛いやつなんて、持ってねぇだろうが!いつも履いてるやつも、どうせボクサーパンツだろ?」
「何でリヴァイが、いつも私が着用してる下着知ってるんだよ!でも残念でした〜可愛い下着も持ってます〜!」
「何処で盗んで来た?まさかリンのじゃねぇよな?」
「違うよ。リンに選んで貰って、この前何枚か買ったんだ。」
『そう!白くて…レース付いてるやつ。』

えっ?!
ハンジ(さん)がレースの下着を…
想像出来ず、困惑する5人。

「とにかく…囮は私の下着にするとして、部屋はどうする?女子の部屋にはもう入らせたくないし…殺風景な空き部屋は、逆に怪しまれる。何処か…使い古されてて清潔感のある、綺麗な部屋が良いよね〜。」

全員誰の部屋か想像出来てはいるが、中々口に出せない。

『それって…リヴァイの部屋じゃない?』

リンは瞳を輝かせ、リヴァイを見つめた。

「あ"?俺の部屋…だと?」
『うん。だってリヴァイの部屋、何処よりも清潔感あって綺麗だもん!』
「…そうか?」
『うん!』
「フッ…まぁ、いいだろう。」

少女の素直な言葉に上機嫌で応え…全員胸を撫で下ろしたのだった。


⌘ オマケ ⌘

『じゃあ私は自分の部屋から、可愛い小物やお菓子持って来るね!』
「あぁ、任せる。」
(リンの物が俺の部屋に…悪くねぇ)
目元を緩ませるリヴァイ。

「じゃあ私も…可愛い下着、持って来よう!」
「チッ、俺のタンスにハンジの下着…不快だ!」
顔を歪ませるリヴァイ。

「ちょっと〜顔違い過ぎ!!」

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