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鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第24章 :7章 番外編2 犯人は誰だ?盗まれた◯◯


業者の男が2人、部屋に入って来る。

「いや〜またこの兵団に来れるとは、思いませんでしたよ。」
「あぁ、そうだな。」
「しかもこの部屋…めちゃくちゃ綺麗じゃないですか?きっと可愛い女の子の部屋ですよ。これは期待出来そうですね!可愛い女の子と綺麗な部屋…下着は白に違いない!」
「俺は別に…そこまで白に拘りはない。ピンクも可愛いだろ?」
「ピンクは邪道です!あ〜そういえば…以前来た時入った部屋は、最高だったなぁ。部屋も綺麗だし、服も下着も全部白!絶対可愛い女の子の部屋ですよ。あ〜思い出すだけで…。」

(チッ!アイツら…)

少女の事を話してるだろう男達に…リヴァイは怒りで拳を震わせ、今にも飛び出しそうだ。

「リヴァイ!気持ちは分かるけど、落ち着いて!現行犯じゃないと、意味ないんだからね。」

ハンジは小声でリヴァイを制する。

リヴァイとハンジは共に部屋のベッド下に隠れ、犯行現場を目撃する為待機している。
リンやペトラ,ナナバ達は、逃げ道を塞ぐ為扉と窓の外で待機している。

「いつものは、呼んでるのか?」
「あぁ、はい。もうすぐ届きます。アレに入れて持ち運べば、誰も怪しまないので。」

若い男がウキウキと、部屋のクローゼットを開ける。
そして下着を入れた引き出しにも、ゆっくりと手をかけ開いた。

「うお〜この下着、めちゃくちゃ良いですね!白のレースなんて…エロ過ぎっすよ。」

男は畳まれていた白い下着を広げ、満足げに眺めている。

「こういう下着を見ながら…誰が履いてるか想像するのが、楽しいんですよね!」
「売った方が金になっていいだろ?」
「売るなんて、ありえません!今までの全て、大切に俺の部屋に飾っていますよ。」
「…変態か。」
「どうとでも言って下さい。これが俺の趣味で、生き甲斐なんですよ。」

若い男は次々と下着を取り出し、ベッドに並べていく。
暫く眺めたあと、大切そうに畳んで袋に入れて行く。

「おっ、この置物いいッスね!下着を飾るのに丁度良いし…こっそり持って帰っても、気付かないんじゃねぇ?」

それはリンが自室から持って来た、可愛い置物だった。

「てめぇら、いい加減にしろ!!」

我慢出来なくなったリヴァイが飛び出す。

「ぎゃあぁぁ〜!!」

鬼の形相でベッド下から男が出て来た為、若者は叫びもう1人は顔面蒼白で固まった。

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