鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】
第24章 :7章 番外編2 犯人は誰だ?盗まれた◯◯
[被害者1人目:ナナバ]
→訓練から戻り…風呂へ行こうとクローゼットを開けたら、下着数枚が無くなっていた。
◉下着の種類:白のレース系・花柄系の清楚な物
※部屋は施錠
[被害者2人目:エリナ]
→訓練から戻り…風呂へ行こうとクローゼットを開けたら、下着数枚が無くなっていた。
◉下着の種類:白の花柄系・リボン系の可愛らしい物
※部屋は施錠
[被害者3人目:ペトラ]
→訓練から戻り…風呂へ行こうとクローゼットを開けたら、下着数枚が無くなっていた。
◉下着の種類:白のレース系・リボン系の清楚な物
※部屋は施錠
[被害者4人目:リン]
→買い物から戻り…クローゼットを開けたら、下着が全て無くなっていた。
◉下着の種類:白のレース系・リボン系・花柄系など、清楚で可愛らしい物数十枚
※部屋は施錠
ボードに赤裸々に下着の種類を書き出され、エリナとペトラは顔を赤らめ俯く。
「ちょっとハンジ、デリカシー無さ過ぎ!ここには男もいるんだよ?下着の種類まで書かなくても、いいじゃないか!」
ナナバも少し顔を赤らめながら、ハンジに抗議する。
「だって種類とか把握しておかなきゃ…見つけた時、盗まれた物か分からないじゃないか。」
「それは…そうだけど。」
「それに、全然気にしてない子もいるよ?」
ハンジの言葉で全員リンを見る。
少女は全視線が突然自分に向き、不思議そうに『ん?』と首を傾げたが…特に気にせずお茶を飲んでいる。
(コイツ…恥じらいはねぇのか?)
(ありえない!何で平然としてられるのよ!)
((…リン(さん)らしい))
それぞれ心の中でツッコむ。
「いや…書き出してみて分かった事もある。」
エルヴィンは腕を組み、真剣な顔でボードを見つめる。
「そう!」
ハンジもエルヴィンの意見に同意する。
「全員施錠されていたが、盗まれていた。」
「盗まれたのは全て"白い下着"」
ハンジとエルヴィンは、声を揃えて違う言葉を発した。
「あぁ、確かにそれもあるが…」
「でしょ?つまり…犯人は白い下着が好み♪」
「犯人はマスターキーを持っている。」
エルヴィンはまたしても、ハンジと違う言葉を発する。
「おいハンジ…てめぇは少し黙れ!」
2人の噛み合ってない会話に苛立ちを隠せないリヴァイが、ハンジを鋭い視線で睨み怒鳴る。