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鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第20章 4章 番外編 悲しみと幸せの誕生日



『翼だ〜調査兵団の紋章みたい!この石は…ヘマタイトとトリフェーンだね。どうして黒と金色なの?』

「おまえの瞳の色と一緒だろ?」

『よく見てるね!じゃあこの石は?意味や効果を知ってて選んだの?』

「意味?効果?…何の事だ?」

すると少女は笑い出す。

『そっかぁ〜知らなかったんだね。でも凄い…今の私に必要なものが、ピッタリ当てはまる!』

「何の事だ?」

『石にはそれぞれ…意味や持ってる事で得られる効果があるの。例えばトリフェーンは【新しい一歩を踏み出す】【能力の成長をサポートする】とかの効果があるし、ヘマタイトは【才能の開花】【精神力を高める・エネルギーバランスを整える】という効果がある。…ね、ピッタリでしょ?』

「ほぉ…他には?」

リヴァイは興味津々に、少女の話に耳を傾ける。

『あとは…石の意味かな?トリフェーンは【無限の愛・心の浄化】ヘマタイトは【困難を乗り越える勇気を引き出してくれる】だったかな?』

「おまえは何故、そんなに詳しい?」

『…守護獣の力は本来、石で制御するものなの。守護獣を継承する際父母と私の力に合った石を選ぶ事になってて、私も自分で色々調べてたんだ。でもそれはもう無理だから…これを守護獣の石として、大切にするね!』

少女は切なげに笑うとペンダントを首に下げ、トップの石に触れた。

「そうか…。他にも何か、その石に効果はあるのか?」

『あるよ〜恋愛とか。』

「…恋…愛…だと?それは…どんな効果だ?」

リヴァイは目を見開いた後、鋭い瞳で少女を見つめる。

『それは…自分で調べて!』
「…あ?」

「リン〜そろそろお風呂入るよ〜!今日はナナバやペトラ達も、一緒に入るって〜!」

『分かった〜今行く!』

少女はハンジに返事をすると立ち上がり、屋根からふわりと飛び降りた。

「おいリン待て!話はまだ終わってねぇ!」
『知りたかったら、ハンジに本借りるといいよ。部屋の本棚にあったから〜!』

そう言って手を振り、走り去った。



「恋愛効果…だと…」

屋根に取り残されたリヴァイは、ブツブツと何か呟き…ハンジの部屋へ向かったのだった。





4章 幕間 誕生日会編 fin.



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