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鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第18章 :全ての始まり〜また会う日まで〜



トコトコと歩き、次はエルヴィンの前に立つ。
エルヴィンは少女の身長に合わせ、膝を折り片足を立てた。

『エルヴィン…貴方はいつも1人で色々、無茶し過ぎ!貴方もハンジと一緒。ご飯食べてきちんと寝て!あの調味料は置いて行くし、また新しい物届けるから…美味しい物食べて、もっと貴方自身も大切にして。』

真剣な表情で見つめる。

「本気で怒って、心配してくれる人がいるというのは…こんなに嬉しいものなのだな。分かった…気をつけよう。」

『【気をつけよう】じゃない!全く…。あとお茶休憩も取る事!数時間に1回お茶を飲むだけで、仕事の効率も上がるって聞いた。私の特製茶葉送るから、リヴァイと一緒に飲んで。』

特製茶葉という言葉に、ピクリとリヴァイも反応する。

「ん〜仕事の効率が上がるのは、君と一緒に過ごす時間のおかげなんだがね。特製茶葉は楽しみだけど、君が居なければ意味がない。だから此処でまた、私とお茶会をしよう!君の為に、美味しいお菓子も沢山用意して…待ってるよ。」

エルヴィンは少女にしか見せない表情で柔らかく笑み、いつものように頭を優しく撫でた。

『分かったわ!だから貴方も死なないで…』

少女はエルヴィンの腕にもブレスレットを通し、首に抱き着くと頰にキスをした。

「あ"?!」

リヴァイの驚き苛立つ表情が横目で確認出来、エルヴィンは満足気に笑った。

「ありがとう。大切にするよ!」

少女を優しく抱きしめた。



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