• テキストサイズ

鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第17章 :守れない約束〜終わりの始まり編 終章〜



その隙にリンは力を集中させ、呪具の位置を特定する。


(あった!首輪にはめ込まれた石…)

一気に間合いを詰め…バトンでマナの首元にはめ込まれてる石に、電撃を当て離れる。


ピキッ


何かが割れる音がした。
しかしカナメは未だ錯乱していて、それには気付かない。


『マナお願い、目覚めて〜!!』

リンはマナに向かい、大声で叫んだ。


2人の視線が重なる。


「フェイ…」

マナが無表情でフェイを呼ぶと、フェイは獣の姿から刀剣に姿を変える。

その刀を握りしめ、マナは駆け出した…リンの元へ。



カナメはその様子に気付き、ハッと顔を上げた。

「マナ止めろ!殺すな…止まれ〜!!」

カナメの叫びにもマナは止まらない。



「リン、避けろ!!」

リヴァイも同時に叫ぶ。

しかし少女は避けもせず、両手を広げマナを迎え入れようとしている。


「リン!!」

リヴァイの声に反応した少女は、その瞳を見つめ微笑み…何か呟いた。


しかしリヴァイがその言葉を理解する間もなく…


マナの刀はリンの胸を、深々と貫いたーーー

/ 222ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp