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鈴の音が届く距離で〜始まりの章〜【進撃の巨人/リヴァイ】

第14章 :無知は罪〜終わりの始まり編❷〜



〔1つは病、そしてもう1つは…【契約前の守護獣に付けられた傷】だ。〕

「守護獣に…だと?」

〔守護獣は本来4体いる。そのうち3体は東洋人に長年仕えて来たが、あと1体は行方知れず。我らも何百年会っていない。気位が高く、主になる者に試練を与えたりする。そして我ら3体はリンを幼き頃から見ていたから、正気を失ってない限りあの子を傷付ける事はない。まぁこれらに関しては"イレギュラー"と考えていい。〕

「つまり、何が言いてぇ?」

〔無理をさせるな!という事だ。守護獣が付けば不死身になると、勘違いしている輩が多い。だがエネルギーが切れれば数日は倒れ、傷付き血を流し続ければ死ぬ可能性もある。それを知っておいて欲しかった。〕

「だが傷つく前に、お前達が守るんだろう?」

〔無論。だが…もし"イレギュラー"が発生した場合、我らでも対処が難しい。主のいない守護獣ほど、凶悪なものはないからな。〕

「分かった。頭に入れておく。」


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「つまり"イレギュラー"って…4体目が現れたって事?」

「分からん。それは雷獣に詳しく聞いて…」


〔 4体目ではない 〕

いつもの気配を感じる前に、声だけが部屋の中に響きわたる。


そして白き獣が姿を現した。
毛を染めていた血液は、全て消え去っている。


「4体目じゃねぇ?」

「でも"イレギュラー"なんでしょ?」


〔イレギュラーだが4体目ではない。…我らが探し求めていた3体目の守護獣、風の狼:フェイからの攻撃だ!〕


3人は目を見開き、ライキを凝視した。

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