第60章 後書き
桜ハカナ(さくら)
元水柱
故17
低身長のあざとい可愛い男の子。少しナルシストでした。
勉強が大好きで、妹にも教えていましたが、最愛の妹は上弦の弐に食われました。そこからすぐに修行をし、鬼殺隊となりました。このとき、彼を導いたのは天晴でした。
鬼の研究を重ね、倫理観に反することをしましたが耐えました。精神力では誰にも負けません。
柱としては、異様なほど雫波紋突きが強烈だったこと以外、秀でたことはなく、それ以上に得意だったのは干天の慈雨です。彼のこの技は、本当に無駄もなく痛みもなく斬られたことも自覚させず、鬼を送り出しました。
また、小回りもきくためか不意打ちが得意で、霧雨から一本取れたのは彼だけでした。
鬼になる薬を制作し、三日三晩悩んだ結果みんなで飲みました。何となくですが、霧雨が生き残ることは想定していたらしく、一番出来がいいものを彼女に渡していました。
基本的に内弁慶で、本当は気弱な男の子でしたが大いに鬼殺隊に貢献しました。春風にはびびり散らかし、天晴のことをいじり倒していました。
天晴の死際、名前を呼ぶのをやめるよう霧雨に諭したのは彼です。自分が殺してしまったのでは、本当は生きられたのでは、と後悔することもありました。ですが。彼は心が強かったのです。
対して霧雨によく懐いていて、姉のように慕っていました。霧雨はそれを知りませんが。紙飛行機を教えてもらったり、手合わせをしてもらったり、一緒に食事に行ったりしていたようです。
令和時代では、霧雨をどこかの誰かにとられてしまったので、ジェラシーが爆発しているようです。霧雨は全く気付いていません、までがオチです。