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夢より素敵な 3.5次元

第19章 Get your Dream


「だめ、石切さん…」

涙目で見つめると、

「ダメって、まだ挿れたばかりだよ?」

首を横に振りながら、

「ん、だ…て。奥…」

しっかり咥えこんだ私の最奥に当たっている。

「イく…」

動いてもないのにイってしまった私を強く抱き締めて、ゆらゆらと石切丸が揺れ始めた。

「ぁ、ぁっ」

右腕だけでしがみついて、何度も絶頂を迎える私。

「石切さん、どうしよ…」

「なにがだい?」

「っ、痛いのに、気持ちい。もっと、欲しい」

言うと、左肩が上になるように私をベッドに横たえて、

「痛かったら言ってね」

動き始めた。

「あ、ぁっ」

奥までみちみちにされていて苦しい。

「大丈夫かい?」

「っ、ダメ…イくっ!!!」

びくびくと震える私に、

「あぁもう慧さんは…」

呆れたような声で言った。

「ぁっ、石切さんっっ」

「私はもう少しかかりそうだけど…」

「んっ、ぅん。も、とシて」

涙を流しながら訴える私に、身体を寄せて口づけた。

私の傷を気にしながらも、ふたりで快楽を求め合って果てた。

「石切さん、キスぅ」

抜け出た石切丸にねだると、優しく口づけてくれる。 

「痛みは?」

「平気…」

ほんとはめちゃくちゃ痛いけど。

「明日薬研さんに怒られてしまうかな」

石切丸が困ったように言った。

ズキズキ痛む肩。

「ですかね?」

「どのくらいで傷口は塞がるのかな?」

「んー…多分そんなにかからないですよ」

傷口を見ていないから曖昧だけど…。

ここでは時間の流れが違う。ひょっとしたら私の身体にも変化が起こっているかもしれない。

なんたって既に老化しない現象が起こっているのだ。

「痕が残ったら私がお嫁に貰ってあげるからね」

「何言ってるんですか」

真剣に言ってくる石切丸につい笑って返してしまう。

「もう外したらダメだよ」

「…善処します」

私の左手に触れた石切丸に、

「いたっ!」

わざとらしく言うと慌てた顔。

「あぁ、痛かった?すまない」

「許さないです…キスしてくれないと」

唇を尖らせて言うと、

「そのくらいで許してくれるのかい?」

私に被さるようにして口づけてくれた。

動かせる右手で石切丸の頬に触れて私からも貪った。

「もっと」

「判ったよ」

我が儘を聞いてくれる石切丸は優しかった。
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