第18章 Show Me The World
光忠に買ってもらったガラスのお猪口で少しお酒をもらって、今ほろ酔い気分でひとりお風呂に浸かっている。
なんだかとても長い1日だった。
いろいろありすぎた。
非番のはずなのに考えることもやることも多くていつもよりも充実していたかもしれない。
いや、非番だからこその充実だったのだろうか。
明日は何をしよう。
伊達組のひまわりをまた見たいな。鶴丸を誘ってみようか。
それから畑に行って採れたての大きい完熟トマトにかぶりつこう。
あとは掃除に洗濯に、普段気を回せていないところまでできたら完璧だ。
すっかり暮れて星の輝いている空を見ながらのお風呂はとても贅沢で、癒されるなあとぼんやり眺めていると、
「慧さん、入りますよ?」
小狐丸が全裸で現れた。
「ちょ…え?」
彫刻のように美しいその肉体美に釘付けになってしまっていると、
「小狐は慧さんとの時間を待ちわびていましたよ」
見せつけるように近づいてくる。
「どうされましたか?」
「どうもこうも…少しは隠そうよ…」
言った私に、
「私には慧さんに見られて恥ずかしい場所などありませんから、お気のすむまでご覧ください」
いや、とはいえやはり目のやり場に困る。
「もー…お風呂入りに来たんなら入りなよ」
照れ隠しにそう言うと、
「それでは」
一礼して身体を流し私の隣に身を沈めてきた。
「小狐丸はほんとに可愛いね」
「加州殿よりもですか?」
「いや、清光のが可愛いけど…」
可愛さの種類が違うが、そう答えると少ししゅんとしてしまう。
「小狐丸」
名前を呼ぶと顔を上げてくれたから、片手で頬に触れて口づけた。
「…慧、さん?」
「小狐丸、大好きよ」
見つめた私に、
「あぁっ、慧。もう啼かせます」
そう言って小狐丸からの熱い口づけ。
口づけながらお湯の中で私の胸をもみくちゃにしてきた。
そして私を湯船の淵に座らせて乳首を舌で転がし始める。
「っぁ、んっ」
小狐丸の頭を抱き締めると、小狐丸の掌が私の背中に回され撫で回した。
そして私の脚を擦り、そっと開かせると割れ目をなぞる。
乳首を口に含んだまま指をなかに差し込んできた。
「んっ、やだぁ」
抵抗もむなしくその指を動かし始める。
すぐに高められる身体。