第18章 Show Me The World
「あっ、ぁ、イきそ…」
「いいよ、イっても」
清光にしがみついたまま身体を震わせた。
「あっ、清光は?」
「んー…」
まだイってないみたい。ならもう少し…。
少し落ち着くのを待ってまた動き始めた私に、
「慧ちゃん?」
「清光も、最後までっ…」
私が高められてしまうのを必死で我慢しながら清光を締め上げた。
「っ、ん、慧ちゃんっ」
「お願い。一緒に気持ちよく、なろ?」
またイきそう。苦しい。
「ぁっ、んっ…」
小さく喘ぎながらまたイってしまった私のなかで清光も果ててくれた。
涙を流しながら唇を押し付けて舌を絡めて。
「清光っっ」
「泣かないでよ」
困ったように私の背中を撫でた。
「ごめん、ありがと」
「んーん。そんなこと言わないで?」
まだ繋がったまま唇を重ねていると、審神者部屋の襖が開いた。
「慧…っっ」
とろんとした目でそちらを見つめると、目が合ったのは厚で。
「っごめん、邪魔した」
慌てて襖を閉めた。
「あー、大倶利伽羅だけじゃなかったね、デレてるの」
清光が困ったように言った。
「厚も相当だわ」
「そんな…」
「でもこの状態見ちゃったからしばらく近づかないだろうね」
清光が笑う。
「見られちゃった、ね」
つい気まずくなってしまっていると、
「何言ってんの。慧ちゃんいつも事後見られてるでしょ?」
「ぅ…」
確かに。割とあったかも。
「いーんだよ。俺のだってアピールするにはたまにここでシて、見せつけてあげないとねー」
なんて言う。
「清光っ!?」
「へへっ、いいじゃん。俺だけは特別ってね」
そう言ってまた口づける。
そうしてようやく昂った熱を冷ますことが出来た私はそのまま審神者部屋で清光と少し眠ることにした。
「俺ずっと慧ちゃんとイチャイチャしてたい」
抜け出した清光と寝転んで見つめ合いながら。
「それ楽しそう」
私もずっと清光とイチャイチャしてたい。
「こうしてキスしてー」
寝転がったまま口づけた。
「ほんとずっと清光だけでいいのにな…」
「言わないで。折られちゃうから」
ぼやくと清光が苦笑いする。
「ねー昼寝したらデート行く?」
「どこに?」
「甘味処とか?」
「うん行く」
楽しそうだ。