第16章 Real love
「当たり前じゃん。大好きな慧ちゃんと繋がってるんだよ?」
イっちゃいそう、なんて耳元で囁いてきた。
その声にビクッと身体を強張らせて絶頂を迎えてしまった私を、
「慧ちゃんのが先にイっちゃった」
笑った。
「じゃあ今度は俺の番ね」
そう言って私の腰を掴みお湯の中で揺らし始める。
「っぁ、ん」
気持ちよすぎて清光にしがみつく腕に力がこもる。
「慧ちゃんのなかあったかい」
「き、よみつ…」
またイきそう。
「ね、も、ダメ…イく」
「いーよ、何回イっても」
「あぁぁぁ…っ」
ガクガク震える私を強く抱き締めながらもまだ清光の動きは止まらない。
「そんな気持ちい?」
「んっ、気持ち、ぃ。清光、好き」
「ん、俺も好き」
キスをして舌を絡めながらまた清光を感じて、そして果てる。
その繰り返しで、逆上せるギリギリのところまできた私をお湯から引き上げた。
なかに挿ったまま移動し、壁に私を押し付けるように支えて動き出す清光。
「やっ、だめ…」
「大人しくしとかないと落ちちゃうよ?」
言いながらも力強く支えてがつがつ突いてくる。
「も、やぁっ!!だめ、だめイくぅ」
しがみついたまままた果てた。
背中に触れている壁が冷たくて火照った身体に気持ちいい。
「清光っ、清光ぅ」
「身体乾いちゃったからこのまま連れてくね」
まだ一度も達していない清光が数えきれないほどイかされた私を抱いたまま部屋に戻りベッドに押し倒した。
弾みでまた身体を震わせると、
「慧ちゃんすぐイっちゃうね」
今日は朝から鶴丸に散々イかされて、今は清光にイかされ続けてもう頭がおかしくなっちゃいそうだ。
「清光、あた、しもぅっ…」
「いーよ。大丈夫。心配しないでイって?」
「だめ、おかしくなっちゃう、からぁぁ」
「なればいいよ」
まだ余裕そうな清光。
シーツをぐしゃぐしゃにしながらひたすら清光と絡み合って、結局清光は2回しかイかなかった。
「も、やぁぁ」
限界を迎えて身体の震えが止まらない、ずっとイってる状態の私を強く抱き締めて、
「慧ちゃんは俺のもの。もう、ずぅっと離さない。もう、帰さない。一生俺たちのところにいてね」
拒めないことを判って言ってきた。