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夢より素敵な 3.5次元

第14章 Additional Times


驚いたように見開かれた緋い瞳は、すぐに心地よさそうに細められる。

そして、

「お願い」

私を抱き寄せた。

「…私の意思を汲む振りして、どうせ神様には逆らえないんでしょ?」

力なく笑うと、

「まぁ、そうだね」

そう言って深く口づけてきた。

「着物、自分で着たの?」

「うん」

「出来るように、なっちゃったんだね」

少し残念そうな声。

「…まだ下手くそだから」

「俺がいないときだけ、自分で着るの許すよ」

そう言って、帯に手を掛けた。

「清光っ」

「大丈夫、固くなんないで?俺が最高に気持ちよくしてあげるから」

肌蹴させた胸を掌で包んだ。

「っ…」

「俺はこの本丸には慧ちゃんにいて欲しい。本丸を一緒に強くして欲しい」

何度も口づけながら言う。

私に、じゃなくて一緒に、と言ってくれたのが嬉しかった。

頷くと、

「じゃあ俺と本気のセックスしようか」

清光が私を組み敷いた。

舌を絡ませながらまだまだ着付けの甘い着物を完全に脱がせ、私の素肌を撫で回す。

「ぁっ」

小さく声を上げると、

「もっと」

催促しながら胸の先を舐めた。

「んっ、ん」

まだ少しさらけ出すのが怖くて、目を閉じて小さく喘いでいると、するっと下腹部をなぞり、私の脚を開かせてなかに指を挿れてきた。

「っっ…」

やはりすでに潤っているらしく、全く抵抗はない。

「もっと声、出してよ?」

目を開けた私に胸元で上目遣い気味に言ってくる清光。

首を横に振ると、

「じゃあいい。出させてあげる」

移動し、クリトリスを舐めてきた。

「あっっ!!」

「出たね、声」

嬉しそうに言いながら更に刺激を与えてくる。

なかに挿ったままの指がくちくちと弱いところを探り、

「あっ、やっ…」

「ふふっ、気持ちよくなってきちゃった?」

少しスピードを上げて、私がイくように促した。

「っっっやだっ、イくっっ」

ぎゅうっと身体を強張らせた私を、清光が優しく抱き締めて口づける。

「慧ちゃん、好きだよー」

震える私を暫く抱き締めて宥めてくれた。

「指がいい?俺がいい?」

聞かれて、

「…清光が、いい」

答えると、

「だよね」

嬉しそうに緋い瞳を揺らしてキスをしながら、私の膝を曲げてなかに挿ってくる。

「んっ、んっ!!」
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