第13章 まばたき
畑仕事を終えて短刀くんたちと昼食後に厨でホットケーキを作る約束をした。
もうこんな時間だ。
私にはやらなくちゃならないことがある。
まだどこの部隊も帰ってきそうにはないし、審神者部屋を空けておいても問題ないだろう。
足早に寝室へと向かい、着付けられないからと言い訳しながらタオルを濡らして無理矢理汗を拭った。
そんなことをしていると、
「ほんとにすごいな。この部屋」
入ってくるなり後ろ手で鍵を掛けたのは大般若だ。
「慧準備はいいか?」
言いながら近づいてくると片手で腰を引き寄せ唇を重ねた。
「っ…」
「悪いんだが、全部脱がすぞ?」
きっちり結ばれた帯をしゅるしゅるとほどき、あっさり丸裸にした。
あまりに手慣れたその流れに逆らう隙もなかった。
そうして私を抱き上げベッドの上の方まで連れていき背もたれにするように座らせる。
そのまま私の膝を割って陰核に口づけた。
「っぁあっっ!!」
大般若が舐めている様子が見えてしまい、恥ずかしいけども視覚からの快楽がすごい。
口に手をやり、与えられる快楽に身体を震わせる。
「んんっ、んっ」
「どうした?」
「ぁっ、あ、イっちゃ…イくっっ」
舐めながら喋るからその刺激で頂点を迎えた。
キスも僅か、一気に高めた身体に大般若は既に堅くなっている陰茎を突き立てようとしてきたが、
「やっ、まだ…だめ」
涙目でそれを止めると、
「俺だってあんたをもっと啼かせたいさ。だけどな、慧あんた最近ヤバいことになってるぞ?」
宥めるように言ってくる。
「ヤバい…?」
「あんなだだ漏れにしてたら本丸が狂っちまう。ちったぁ我慢しろ」
言ってまたなかに入ろうとしてきたが、やはり作業感が出てしまうのは嫌で。
「なら…」
せめてちゃんと愛しあったのだと記憶に残したい。
大般若に座るように促し、勃ち上がってるそれに唇を近づけた。
「おい、慧!!?」
「私がダメならせめて大般若さんは気持ちよくなってください」
つーっと唇でなぞったあと、それを口に咥えた。
入りきらないほどに大きくて長いそれを必死でしゃぶる。
掌で擦りながら何度も口のなかを往復させた。
ぴくぴくと動くそれがいとおしくて堪らない。
夢中になって口淫を続ける私の頭を大般若は優しく撫で続けてくれた。