第8章 矛盾という名の蕾
「さて、あんたはどうされるのがお好みかな?」
言いながらズボンと下着も取り去り、丸裸にされてしまう。
柔らかい灯りに照らされた私の身体は大般若の目にどんな風に映ってるんだろう。
妙な恥ずかしさで大般若の方を直視出来ずにいると、
「いいねえ。思ってたより美味そうな身体だ」
そう言って私の膝を立たせ、両側に割った。
「ゃっ、何?」
「何って、美味しく戴くんだよ。生娘じゃないから遠慮はいらないんだろ?」
言うとクリトリスにしゃぶりついてきた。
「ぁっ、ん、ぁあ!」
瞬間身体の中を電流が走る。
じゅぶじゅぶと音を立てて刺激を与えられ、頭の中でいくつもの快楽が弾けた。
「んっ、気持ち、ぃ」
高い声で喘ぎながらも伝えると、
「あんたのここ、どんどん溢れさしてきやがる」
そういって吸い上げる音が聞こえた。
そのままなかに舌をつっこまれ、親指でクリトリスに触れてくちくちと弄る。
「ゃっ、だめっ…んん!」
強すぎる刺激に思わず絶頂を迎えてしまう。
「ほら、もっとイきな」
そう言うとなかに指を差し込んできた。
クリトリスを舌で弄りながら指をなかで動かす。
そして、私の声が高くなったところを、
「ここ、気持ちいんだろ?」
するっと指先で撫でた。
また身体を震わせた私を、片方の口角を上げた大般若は執拗に攻めてくる。
絶対に半分は大般若の声としゃべり方でやられてると思う。
「あっ…んっっ」
何度も指と舌でイかされ、呑んだ酒も手伝ってぼんやりと宙を見つめる私に、
「ほら、今度はこっち、だっ」
陰茎を打ち込んできた。
「はっ、らめ、あぁっ!!」
「いいねぇ、その表情」
私の膝を曲げ、そこに手を置いてガツガツと腰を振り打ち込んでくる大般若。
すごく湿った音が響いてくる。
「やっ、だ、気持ち、いっ」
「そりゃあ、いい。あんたは激しいのが好きそうだったからな」
びくんびくんと連続でイかされてもまだ終わらない交わり。
「んっっ!!も、だめぇ…ぁ!また、イく!!」
ぎゅうっと下腹部に力が籠る。
「主っ、あんた、締めすぎだ!」
激しく絶頂を迎えた私のなかで大般若も果てた。
「大、般若さん…」
「なんだ?」
大きく息を吐きながら整えている大般若に腕を伸ばし、
「キス、してください」
伝えるとまた優しく口づけをくれた。