第3章 カルマの時間
国語
国語の時間は好きだ。
お昼寝の時間だ。
読書好きだから国語も好きじゃないかって?
違うのだ。教科書に載っているような小説とかはもう既に読んでいるので暇だし、殺せんせーが読んでくれるのでぶっちゃけ子守唄にしか聞こえない。
うとうとしていると、右隣で業が先生に手入れをされていた。
殺せんせーは業に夢中で私が寝ていることに気づかない。いつもならすごくうるさいのにね。
と思いつつ、私は、眠りに落ちてしまった。
「…結衣…結衣!!」
『ふぁ、渚?どーしたの?』
渚「どーしたの?じゃないよ。もう帰りのHRも終わったよ。殺せんせーも寝てる結衣見て悲しんでたよ。何しても起きないって…。それよりさ、業君の所行かない?皆で暗殺しようって言いに。」
『うん、いくよ。…寝起きだからなんも言えないけど、渚に任せる。』
渚は私の手を引いて外まで連れていってくれた。
寝ぼけてると私コケるからね。
渚がお兄ちゃんに欲しかったわ。