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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第11章 侵攻前の作戦会議


『お疲れ。遊真。凄かったよ。』
 
「おう。ただいまミカゲ。オサム 」
 
「よくやったゆうま!おれはしんじてたぞ!」
 
スカッとしたのか何処と無く清々しそうな陽太郎が遊真にぐっと親指を立てた手を見せる。
海影は頑張った遊真にヨシヨシと頭を優しく撫で、予め預かっていた飲み物を遊真に手渡した。
 
「よーし。白チビ。今度こそオレと対戦──」
 
そこまで言い終わると米屋の声を遮るように迅の声が響いた。

「遊真、メガネくん、海影。」
 
「!迅さん....!?」
 
「どもども。」
 
『あれ?迅さん、会議は?』
 
遊真の頭を撫でていた海影は迅の姿を見るなり、驚いたように声を上げた。
 
「ちょっと城戸さんにお使いを頼まれてな。おれの代わりに遊真たちを見ててくれてありがとな。」
 
『うん。』
 
「ところでメガネくんたち、ちょっと来てくれ城戸さんたちが呼んでる。」
 
「城戸司令が僕達を....!?」
 
「ふむ?誰?」
 
驚く修を他所に会ったことの無い遊真はん?と首を傾げていた。
 
『城戸司令っていうのはこのボーダーの最高権力者なんだよ。』
 
「ふむ?」
 
「あ、あの海影先輩。大丈夫ですかね?」
 
『大丈夫。大丈夫。遊真がどうかって言うことじゃないよ。呼ばれてる理由は今回の会議のこと。安心して。』

「会議....?」
 
『うん。そう。』
 
だから大丈夫。と言って海影は修に笑みを向ける。
するとその時
 
「あっ!!迅さん!」
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