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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第11章 侵攻前の作戦会議


「お前。つまんないウソつくね。」
 
「.....!?」
 
ゾク....一瞬背筋が凍るような感覚が緑川を襲う。
まるで首元に冷たいナイフでも当てられているような感覚だ。

「おれとも勝負しようぜミドリカワ。もしお前が勝てたら、おれの点を全部やる。1508点。」
 
「「な....!」」
 
遊真の提案に緑川と修が驚いた顔をし、米屋は「あれ?オレとの勝負は?」と言っている。空気を読みなさい!と思いながら御影は笑っていた。
 
「でも、1508点って.....C級じゃん。訓練用のトリガーでもオレと戦うつもり?」 
 
「うん。おまえ相手なら十分だろう。」
 
煽るようににっこりと笑いながら言葉の爆弾を緑川に浴びせる。
するとその言葉に反応した緑川は上から飛び降りると遊真の前で着地。
イラつきを抑え平静を装いながら了承する。
 
「....いいよ。やろうよ。そっちが勝ったら何がほしいの?3000ポイント?5000ポイント?」
 
「点はいらない。そのかわり。俺が勝ったら[先輩]と呼べ。」
 
[先輩]....?年上だったのか。チビだから年下だと思った。と内心思う緑川。
 
「....OK。万が一オレが負けたらいくらでもあんたを[先輩]って呼んであげるよ。」
 
「いや。おれじゃない。ウチの隊長を[先輩]と呼んでもらう。」
 
遊真の言葉に緑川の表情が一瞬にして変わる。
意味がわからないという表情に....
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