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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第10章 ついに来た!正式入隊日!


「三雲くん、九十九先輩」
 
海影と修が移動する嵐山とC級の後ろを着いて行っていると、突然後ろから呼ばれた自分の名前に反応して海影と修が振り返る。
すると、目の前には不思議そうな顔をしている木虎の姿が目にはいった。
 
「木虎...」
 
『こんにちは!木虎。』
 
「なんであなたたちがここにいるの?三雲くんはB級で、九十九先輩はA級ですよね?」
 
「転属の手続きと空閑の付き添いだよ。」
 
『私も修と同じだよ~。転属の手続きと遊真と千佳の付き添い。』
 
「え?でも、九十九先輩は玉狛ですよね?」
 
意味がわからないと言わんばかりに木虎は海影をみる。
それもそうだ。海影の本部に転属とその理由を知っているのは、ごく数人の人間だけ。
それこそ、事に関わった人物以外は知らされていなかったのだ。
 
『あれ?知らない?私、今日から本部に転属するんだよ。』
 
「え!?それ本当ですか.....っ!もしかして!」
 
笑って本部に転属すること告げた海影に、何かを察した木虎が口を開く。
 
『はい。ストップ。それ以上は言っちゃダーメ。』
 
「は、はい。」

「?」

木虎に自身の人差し指を口許にあて、それ以上の発言を許さない海影を見て、混乱しながらも何とか状況を呑みこんた木虎は首を縦に降った。
 
『そういえば、訓練って何するの?やっぱり、最初は地形踏破とか?私参加したことないから知らないんだよね~。』
 
「ああ...それは────」
  
少し楽しそうな雰囲気で問いかける海影の質問に木虎は口を濁す。
どうやら答えづらいのか冷や汗をかいて、海影に視線を向けようとしない。
不思議に思っていると
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