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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第8章 ブラックトリガー争奪戦


「お前の予知を覆したくなった」
 
太刀川はその言葉を言い終わるか否や弧月を抜刀
他の全員も後ろに飛び臨戦態勢をとり、迅は太刀川を睨むと続いて風刃を抜刀する。
 
「やれやれ。そう言うだろうなと思ったよ。」
 
『交渉決裂ですね。』

数分の間両者は睨みあっていたが、最初に動き出したのは風間隊だった。
迅たち目掛けてまっすぐ突っ込んでくる。
 
『バイパー』
 
「相変わらずでかいですね。」
 
『よそ見してていいの?歌川くん。』
 
突っ込んできた風間、歌川、菊地原達の行く手を阻むため、時枝と一緒に弾丸を飛ばす。
即座に風間がシールドをはり、突っ込んでくるが海影のバイパーの威力に勝てずヒビが入る。
だが、それは計算内だったらしく、うまく回避すると、風間は嵐山隊に歌川は迅に菊地原は海影に切りかかった。
 
「ねぇ。弱いんだから退いてよ」
 
『私に数える程度しか勝ってないくせによく言うなっ!!』
 
スコーピオンを展開した海影は同じスコーピオンを展開した菊地原と相対する。
ガンっ!ガンっ!! 
剣を交える海影と菊地原はみたところ、海影の方が優勢のように見えた。

『迅っ!太刀川さん、上から来る!』
 
海影がそう叫び迅が上を見ると本当に太刀川が上から迅に向かって弧月を振り下ろす。
それを受け止めた迅は未来が見えているのが目を見開く。
迅は即座に太刀川の攻撃を避け、後ろに飛び退いたのを見て、海影も菊地原を引き離し、迅の隣まで飛び退いた。
すると太刀川は旋空弧月を展開
一旦四人でその場を離れることにした。

『嵐山さん。メテオラ打って。当馬さんが狙撃体制にはいった!』

「了解だ!」
 
海影の指示で嵐山はメテオラを打つ。
ドオオオンッ!
海影もメテオラ展開すると、嵐山に続いて地面に叩きつける。
狙撃させないためだ。
最大火力で放たれた海影のメテオラはまるで爆弾のように辺りの家をふっ飛ばすと砂煙を上げて目的の狙撃を阻害させた。
そして爆煙に紛れてトマホークを使うと当馬の居る方向へと攻撃。
しかし、射程が桁違いなこともあり、当馬の目の前の家を破壊し大きな爆煙をあげるだけに至ったが、コレが海影の狙いだった。
射撃をよりもっと正確に阻害させるための行動だったのだ。
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