銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第7章 三人の師匠と遠征部隊の帰還
───3日後
「これが今回の遠征の成果です。お納めください。」
暗い会議室で、城戸の前に立っている風間蒼也が目の前ある机にトリガーの入ってプレートを置く。
「御苦労。無事の帰還なによりだ。」
城戸はそう言うと机を挟んだ正面に立っている
太刀川隊隊長の太刀川慶
風間隊隊長の風間蒼也
冬島隊スナイパーの当馬勇ら三人にねぎらいの言葉をかける。
「さて、帰還早々で悪いがお前たちには新しい任務がある。」
ぐっと肘置きに置いていた手をきつく握り木戸は拳を作る。
「現在玉狛にあるブラックトリガーの確保だ。」
「ブラックトリガー....?」
「玉狛?」
「「「(ついに海影がなんかやらかしたのか〜)」」」
なんて3人は失礼なことを考える。
「三輪隊説明を」
チラリと横目で城戸は隣にいた三輪隊に視線を向ける。
すると三輪隊スナイパーの奈良坂が返事をして立ち上がった。
「12月14日午前追跡調査により、ネイバーを発見。交戦したところブラックトリガーの発動を確認。その能力は───」
【相手の攻撃を学習して自分のものにする。】
「.....!」
その後
玉狛支部の迅隊員が戦闘に介入。
迅隊員とそのネイバーに面識があったため一時停戦。
そのネイバーは迅の手引き玉狛に入隊した模様。
「───そして現在に至ります。」
「ネイバーがボーダーに入隊!?なんだそりゃ!」
当馬は信じられないと言う表情を浮かべる。
「玉狛ならあり得るだろう。元々玉狛の技術者はネイバーだ。今回の問題はただのネイバーではなくブラックトリガー持ちだというところだな。」
驚いている当馬を横目に遠征部隊では冬島に次ぐ年長の風間は坦々と冷静に分析をしていく。
「玉狛にブラックトリガーが三つっとなればボーダー内のパワーバランスがさらに傾くどころの話じゃない。ただでさえ、九十九が玉狛にいる時点で傾いているパワーバランスが完全に逆転するんだからな。」
「そうだ。だがそれは許されない。おまえたちにはなんとしてでもブラックトリガーを確保してもらう。」