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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第5章 害虫駆除します!


「未来!?」
 
『そう。迅のサイドエフェクトは未来視だもんね!』
 
「そうだ。」

驚きまくりの修を他所に迅は説明を始める。
要約すると、昨日修を見たとき今日この場所で遊真に会い、イレギュラー門の謎を教えてくれるという未来が見えたらしい。
教えてくれるということは、遊真はすでにイレギュラー門の謎を突き止めているようだ。
 
「じゃあ空閑おまえ...突き止めたのか!?原因を!」

「うん。ついさっき。こいつが犯人だった。」
 
そう言って遊真は背中に隠していた、クモのようなサソリのような形をしたトリオン兵を海影達の目の前に差し出す。
正直言って虫の苦手な海影は気持ち悪いと不覚にも思ってしまいうえぇぇと表情に出している。
「ラッド」それがこの小型トリオン兵の名前らしくどうやら昨日と一昨日のバムスターの腹部に格納されていたらしい。
ラッドはバムスターから分離したあと近くを通る人間から少しずつトリオンを集めて門を開いていたらしく、それがまさしくイレギュラー門だったと言うわけだ。
予想した通りか。と海影は内心思いながらレプリカの話を聞いている。
 
「じゃあそのラッドを全部倒せば...」 
 
『「いや~きついと思うよ/ぞ??」』

「え?」
 
『今のところこのトリオン兵をサイドエフェクトで調べたけど三門市に数千単位で居る。私たちだけじゃ無理かな。』
 
「ミカゲの言うとおりだ、全部倒そうとすれば数十日はかかるぞ?」
 
「いや、めちゃくちゃ助かった、こっからはボーダーの仕事だな。海影。始めるぞ!」
 
『了解。すぐに準備をはじめるね!』


遊真からラッドを受けとると迅と海影はすぐさま本部へと帰還した。
それからは何もかもがトントン拍子で進んでいった。
まず鬼怒田にラッドが全てレーダーに写るようにしてもらい、根付に緊急放送で街に協力を仰ぎ、忍田に全部隊の出動要請をかけてもらい、害虫駆除が開始された。
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