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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第16章 ガロプラと小さな傀儡



「(バシリッサ(処刑者)のアームが黒トリガー以外に折られるとはな......)」

『(あの斧使いとヒゲ私の動きを完全に読んでる?)』

「【ラタ。ドグを追加して引き気味に戦え。狙われてるぞ。】」

「【"弱い敵から集中して落とす"基本に忠実な相手ですね。】」

「【ああ。ミカゲは全体のサポートをしながら主にラタのサポートに当たってくれ。それとお前行動パターンが読まれてる気をつけろ。】」

『【わかってる。こっちにはサイドエフェクトがあるいざとなったらそれを使うわ。】』

「【ああ。頼んだ。】」

『【了解】ブレードモード。』

大鎌からブレードモードに戻すと数歩後ろに下がり、ラタを庇うように身構える。

「(大砲のチャージにはもう暫くかかる。10分で片付けるのは無理だな。15分に変更だ。)」

「『【了解 / 了解です】』」

2人は頷くと息を合わせ、また赤月の飛ぶブレードとデスピニスを連携させて4人を攻撃する。

「【やっとこさ鎌1本か。こいつは骨が折れる。】」

「【トラップ踏む気配ないし冬島さんに全部ショートワープに変えてもらった方がいいかも。】」

「【ハンガー狙いでこっちの動きを制限してくるのが厄介だな。】」

「【黒トリガーでもない限りあの威力で連発はないでしょう。あと一発は俺が止めますよ。】」

「【よし。その間に敵を減らすぞ。】」

「【どっちから?】」

「【"軽い方から"って言いたいところだが""中間"と"重い方"を先に料理しなきゃならなそうだな。特に中間アイツ何故か俺たちの動きを見切ってやがる。】」

ラタがガトリンの指示通りゲートを使い更にドグを追加する。
それを見た小南は訝しげにそれを見つめていた。

「【犬また増えたんだけど。なんでいっぺんに使ってこないの?】」

「【多すぎると細かく動かせないんだろう。連携しなきゃただの雑魚だ。】」

「【飛び回るリングとブレードも犬も"重い方"の攻撃をサポートいている。分断(バラ)した方がいい。"軽い方"は俺のカメレオンを警戒しているようだ。ちょうどいいから俺な受け持つ。""重い方"と"中間"は3人でかかれ。犬は各々で対処する。いいな?】」

「「「【了解!】」」」

キイィィィ......
海影のサイドエフェクトが反応し、外の情報が頭の中に流れ込む。
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