銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第16章 ガロプラと小さな傀儡
『ラタ!!』
「!」
「!?」
メテオラが放出される前に海影はラタを射程内から突き飛ばす。
それを見た小南は驚いた表情を浮かべ、すかさず村上が投げ出されたラタに向かって武器を投げる。
「!」
『ッ!!』
ガキンッ!!
スラスターで飛んできた武器を海影は叩き落とし、ラタを援護するように場を立ち回るとラタの手を掴んで横壁へと一旦退散するも、そこにはニヤリと笑った太刀川が待ち構えていた。
「旋空孤月」
『(完全に動きを読まれてるっ!ヤバッ!)』
ガギギンッ!!!
待ち構えていた太刀川に斬られるそう思った時ガトリンがすかさず2人を援護するように防御する。
「(近すぎる)硬ぇな。おい。」
『大斧モード』
「!!」
ブレードから大斧に変形したブラックトリガーを大きく振りかぶった海影は太刀川の動きを封じるように斧を振り下ろす。
ギャリリリリッ!!
『チッ(既で止められた。)』
止められたもののなんとか太刀川を壁に固定させたが斧を持った小南が海影を切らんばかりに武器を振り下ろし、それをガトリンが庇う。
しかし、バキッ!!と嫌な音がなり、ガトリンのバシリッサのアームが音を立てて折れた。
「(何.......!?)ミカゲ。一旦引け」
『了解』
ゴッ!!
太刀川を蹴り飛ばすと両者一旦距離を取り、お互いを睨み合った。