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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第5章 害虫駆除します!


強制封鎖が解けるまで後42時間
海影は迅と二人で修と待ち合わせしている場所まで歩いていた。
 
「海影。何か分かった?」
 
『う~ん...これだけの情報だとたかが知れてるんだけど、私のサイドエフェクトが言うには修と迅さんが今から会おうとしている白髪の少年に関係していることは保証するよ。』
 
「お、よく俺が今からその白髪の少年に会いに行くって分かったな!うまくサイドエフェクトを使えていて何よりだ。」
 
迅はからかうようにそう言うと海影の頭を撫でながら笑う。
あと少しで修の家の近くというところで学ランを来た二人が見える。
ぐっと目を凝らして見てみるとマフラーを巻いた三輪とジュースを飲んでいる米屋が修の後をつけようとしているところだった。
 
『あ~やっぱり...居る...秀次は修のこと怪しいって思ってるみたい。ついでに正宗伯父....じゃない。城戸さんも。』
 
「やっぱりか。」
 
三輪は修がネイバーと繋がっているのではいかと考えていて、城戸司令の命令のもと三輪隊として動いている。
その予想が当たっているだけに、下手に彼らを本部に戻らせるのは得策ではないだろう。
どうしようと海影が悩んでいると、すかさず迅は三輪達に声をかける。
 
「ぼんち揚食う?」
 
『秀次。陽介。おはよう。』
 
「......!?」
 
「うお!迅さんに九十九!?」
 
二人は驚いたように振り向くと、相変わらず迅はにっこりと笑っており、海影は苦笑いを浮かべていた。
すると三輪は警戒するように迅をキッ!!と睨む。そんな三輪をスルーして迅はある一枚の紙を取り出して二人の前に差し出した。
 
「お前らさ、今日の午後から大仕事があるから基地に戻っとけよ。ほいこれ命令書ね」
 
「じゃあな、よろしく~」

『午後からはかなり大忙しだから今から休んでた方がいいよ!』
 
ポカーンとする二人に海影はバイバイと手を振って二人は修の所へ向かったのだった。
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