銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第16章 ガロプラと小さな傀儡
『【ハイレイン。作戦が始まった。ガロプラ、は足止めのため....遠征艇を狙うもよう】』
「【わかった。引き続き報告しろ。もしこの作戦でガロプラが失敗した場合こちらから指示を出す。】」
『【了解】』
内部通信を切った途端
ミカゲはすぐさまサイドエフェクトを使うと、ミカゲ達を待ち構えているであろう敵の配置をガトリンに報告していく。
『ガトリン隊長。敵の狙撃兵の数が多いです。それに建物の側面に不特定多数の援護班がいます。』
「ふむ。厄介だな」
「最初に様子見でアイドラに先行させますか?」
「そうだな。ヨミ、アイドラを数体先行させてくれ。」
「了解」
ヨミは短い返事をすると、数十体のアイドラを起動させ、ガトリン達の前に先行させた。
すると、先行させたアイドラが狙撃により、次々と破壊されていく。
「おい!アイドラがガンガン削られてる!やっぱり完全に待ち構えてんじゃねーか!」
『基地の両サイドから玄界の、部隊が集結しつつ、あります。どうしますか?』
「このまま行く。屋上を1分黙らせろ。その間に俺達は基地へと侵入する。」
「わかりました。」
指示されたコスケロはゲートトリガーをボーダー本部に向かって打ち上げる。
ヒュゥーー
ドオォォン!
花火のような音が鳴り響き辺りにチップが巻かれると、それが種となりゲートが開いていく。
そして中から数十体のドグが現れると、上の狙撃が一瞬にして止んだ。
それと同時に両サイドから援護射撃していたトリガー使い達が一旦引いていく。
「ドグが上を抑えているうちに俺達も行くぞ。」
【了解。】
ガトリン含む4人はトリオン兵に変身出来るトリガーを使うと無数のトリオン兵に紛れ、戦場を突き進むとワープトリガーを使って中へと侵入した。