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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第13章 残された心たち



______『だからさ、秀次!私に何かあったら公平をよろしくね。』

その言葉を聞いた瞬間
三輪は、いつも眩しく笑う海影の笑顔を思い出す。
それは出水も同じでその場に暫しの沈黙が流れた。

「なんだよそれ...なんで...なんであいつはいつも1人で抱えて無茶すんだよ!!どうしたら良かったんだよっ。くそっ。」

ガンッ!!!

悔しさを、怒りを誤魔化すように出水は拳を勢いよく壁へと打ち付けた。

「...お前にしか出来ないことだってあるはずだ。そこを見誤るなよ。」

怒りの感情に肩を震わせる出水の隣にすっかり冷たくなってしまった食べ物を置いて、三輪はそういうと、静かに去っていった。
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