銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第4章 ボーダー本部
同時刻
三門市立ち入り禁止警戒区域
「はいはい。もしもし?」
ネイバーの残骸の上に座っている迅に連絡が入る。
【俺だ。片付いたか?】
「こっちは終わりました。むこうのチームももう終わるでしょ」
【よし、おまえは本部に直行しろついでに海影もだ。城戸さんが呼んでる。】
すると迅はにっこりと笑う。
「ほう。本部司令が直々に...この実力派エリートをお呼びとは...了解」
通信を切るとポケットから携帯を取り出して海影にかける。
ピロロロッ♪
すっかり暗くなった道を歩いていた海影の携帯が音を立てて鳴り響いた。
『ん?はいはい?もしもし?』
「海影、本部司令がお呼びだよ。本部に来いだってさ」
『マジで?了解。』
「じゃあ入り口で待ってるぞ!」
ピッ。と機械音が鳴り通話が切れる。
遊真のことがバレか?なんて思いながら海影は急いで本部へと向かったのだった。