銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第12章 大規模侵攻
「ハイレイン隊長。ヒュースはどうされますか?」
「作戦は失敗した。予定通りこのまま置いていく。」
冷たくそう言い放つと、海影の髪の毛を離す。
重力に従い海影の身体はべシャ!!とその場に倒れ込んだ。
「お別れだ。修。ユーマを頼む。」
『修っ...公平に伝えて』
「!?」
『約束...守れなくてごめんね...ずっとずっと.....心から公平を愛してる』
レプリカと海影はそう言い残すとハイレイン達と一緒にゲートの向こうへと消えていった。
『(あーあ...こんなことなら...ちゃんと自分で好きって言っとけば良かったな...)』
消えていく見慣れた風景を目の前に、海影が1粒の涙を流した。