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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第12章 大規模侵攻


「九十九!お前ブラックトリガー持ってたのかよ!」
 
『持ってたよ。すごいでしょ!』

「今度1対1でやらせろよ!」
 
『これが終わったら考えなくもない。』
 
「約束だからな!忘れんなよ!」
 
『ハイハイ。』
 
海影はそういうと10本のブレードを人型に向かって飛ばす。
それは目にも留まらぬ程の速さ....いや音速を超えるほどのスピードで飛んでいき、人型の腕を切りつけた。
魚でガードを固めていた人型は一瞬の何が起こったのか分からなかった。
ただ呆然も海影を見つめている。
 
『ここであなたを倒す。』

「では、こちらはお前を捕まえるとしよう。」
 
「海影先輩!加勢します!」
 
『ありがとう。京介。』
 
「米屋先輩。逃がしたC級が迂回しつつ基地に向かっています。キューブ化された隊員も何人かそっちの道に転がってます。
保護してやってください。
 
俺はもうヘルプに行けません。」
 
「OK。お前がベイルアウトしたらな。俺も一緒に遊ばせろよ。せっかくのブラックトリガー様だぜ!」
 
「了解っす。じゃあ3分だけ付き合ってください。海影先輩は切り札です。トリオンの温存をしてください。」
 
『わかった。サポートは任せて。』
 
走り出した京介に合わせて海影は瓦礫を京介と一緒に行っていき、飛ばしているブレード足場を作っていく。
それと同時に米屋は人型に向けて瓦礫を打っていた。

「どうやらマジでトリオン以外防げねーぽいな。」
 
ギャンッ!!
 
ボッ!!ボッ!!

米屋と海影の援護により背後を取った京介は力いっぱい孤月を振り下ろした。
誰もが捉えた!
そう思った時だった。
切られたはずの人型は何気ない顔で京介を睨んだのだ。
 
『なんで....』
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