銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第12章 大規模侵攻
『オルガノンは杖から伸ばす円状のラインをブレードが走り周囲の敵を薙ぎ払う仕組みだね。
密集させて防御にも使えたりもするし、私の赤月に似てるかも。
私のブラックトリガーの情報を共有して多分役に立つと思うから。』
「わかった。悪いな海影。助かった。」
『いえいえ。レイジさん。お役目ご苦労さまです。
あとは私たちに任せてください。』
「ああ。頼んだぞ。」
『はい!』
通信を着ると不思議そうに出水含め3人は海影を見ていた。
何があったと言わんばかりに。
『1人厄介なブラックトリガーが来てる。
アフトクラトルの国宝の使い手だってさ。』
「あらら、状況は最悪だな。」
「それな。」
「じゃあ急いた方がいいんじゃない?」
『うん。早く行こう。レイジさんがやられたってことは、アイツらまっすぐ修たちのところに向かうはず。』
海影達は止めていた足をまた動かすとさっきよりも早いスピードで修達がいる場所へ向かった。
『いた!あれだ!』
「よし。助けるか。」
出水は弾を分裂させるとまっすぐと1番手前の紫の新型に飛ばした。
そして海影、米屋、緑川は落下する勢いで新型の両腕、頭を切りつけた。