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銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】

第12章 大規模侵攻


そしてまるでやりきったと言わんばかりに人型は涼しい笑顔で笑う。
 
「.....見事。よもやこの俺が5人足らずしか仕留められんとは....ヴィザ翁の言う通り玄界の進歩も目覚しい。」
 
「11対1だったからな。さすがに勝てなきゃやべーだろ。悪りーな1対1でやれなくて。」
 
「....謝る必要はあるまい。これは戦争なのだからな」
 
そういうと人型のブレスレットがバチバチと稲妻を放った。
 
『陽介!上に飛んで!』
 
すると米屋の周りにゲートのような黒い小さな丸いものが現れ、画鋲のように米屋を突き刺そうとした。
 
「おっと。」
 
「!」
 
「さすがに一人で来てるわけねーよな。」
 
ブゥン
 
「退却よ。ランバネイン。あなたの仕事はここまでよ。」
 
何も無い空間から黒い門が開き黒い角を持った1人の少女が現れた。
 
「はっはっは!不意打ちも通じんのでは完敗だな。楽しかったぞ。玄界の戦士たち。縁があったらまた戦おう。」
 
『え、めっちゃ遠慮したい。』
 
「はっは!フラれたな。しかしお前は腕がいい。是非ともこちらのものにしたいな。」

『結構です〜。あ、そうだ。ランバネインさん。
隊長さんに伝言頼みますね。

[ てめぇにはC級も千佳も渡さねぇー。
いつまでも私らが基板の上の駒だと思ったら大間違いだ ]ってね。』

「いいだろう。伝えておこう!しかし、銀の鳥よ。兄者から逃げられるとは思わないことだな。
近いうちに再会するのを楽しみにしているぞ!」
 
『お前らの思い通りになって溜まるかっ。』

ランバネインと呼ばれた人型は海影の殺気と怒りを込めた一言に豪快に笑うと海影をじっとみて門を潜り逃げ去る。
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