銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第12章 大規模侵攻
「新手か!」
「グラスホッパー!」
まず最初に飛び出した緑川がグラスホッパーを使い人型を翻弄する。
そして人型が一瞬の隙を見せた瞬間
「幻踊弧月!」
背後から米屋がシールドをかいくぐって槍を突くが紙一重のところで避けられる。
そこでまた出水と海影がトマホークで攻撃をした。
「白兵が2人....新手の火兵が1人!」
シールドでトマホークを防御しながら人型はまっすぐ弾を飛ばした。
───キュドドン
『残念♡火兵は2人なんだなぁ。』
「うおーこえー。食らったら即死だなあれ。」
「(手応えがない。外したか.....?)
なかなかに手強いな。こういう場合は....」
『!皆!今すぐ物陰に隠れて!』
攻撃をやめ立ち止まった人型のマントが変化し、地面から飛び上がった。
「飛んだ!」
『クソ。読み取るのが遅かった!』
「やべっ」
「同時に相手をしないことだな。」
空中へと飛び上がった人型から青い閃光が放たれ雨のように弾が降ってきた。
出水と海影と米屋は建物の影に、緑川が窓から校舎の中に避難する。
「うわ。何これまるっきり雨じゃん。」
『緑川くん!そっち行くよ!警戒して!』
「了解〜」
ゴオオンっ!
外を見ながらそう呟いた緑川の前に人型が天井を突っ切って現れた。
「1人ずつ潰していくとしよう。」
「「緑川!」」
カッ
ボッ
緑川は少し視線を外すと一瞬にして消化器を切り裂き、破裂させ舞い上がった粉で煙幕を張った。
「逃がさん!!」
弾が放たれた瞬間
緑川は突っ込むと人型の足を切り飛ばした。