銀の鳥に幸せのトリガーを....【ワールドトリガー】
第12章 大規模侵攻
海影の何気ない一言に出水は冷や汗をかきながら、人型に視線を向けた。
「作戦はマップ見ながら考えようぜ。」
「作戦って......この人数じゃ突撃しかなくない?」
『確かにそうだね。』
「どう突撃するか決めんだよ。」
『「やっぱり....」』
『じゃ、とりあえず気づれないようにアイツの近くまで行きますか!』
「「「だな。/だね。」」」
4人はにっこりと笑うと立体駐車場から飛び降り、旧三門大学の中庭の方へと移動した。
「相手が弾タイプってことは近づかなきゃジリ貧でしょ。」
『人数で勝ってるし、接近戦は幻踊を持ってる陽介とグラスホッパー持ってる緑川くんで動き回って裏を取った方から当ててく?』
「だな。まぁ、とりあえず海影と俺で1発ぶっ放すからあとは臨機応変に」
「結局それな」
『はーい』
「了解〜」
「海影、前教えた合成弾のこと覚えるか?」
『バッチリ!』
V!とピースを作って海影は出水に向けて笑った。
それを見て出水も笑う。
そして2人同時にトリガーを展開させた。
「『バイパー + メテオラ』」
「『トマホーク!!』」
2人分のトマホークが人型に向けて勢いよく飛んでいき、着弾と共に一気に破裂した。
それと同時に緑川と米屋が人型に向かって走り出した。