第5章 私の先生、初めての生徒
1.2.3....4.5...6.7.8
心の中で的を数えるのと同時に手裏剣を投げる。
何度も練習したんだ。きっとど真ん中に当たってる。 そう信じて、一度手から離した手裏剣は追って見ず、次々と手裏剣を投げながら体を空中で操った。
先程見落とした的も見えた。
9...10!
トッ...と地面に足が着いた。
『ど、どうかな』
「ん。見てみようか。」
カカシは素早く移動し、的を確認しに向かった。
すぐに戻ったカカシは笑顔で、「よーし!第1ステージごーかっく♡」とご機嫌な様子。
さきはホッと胸を撫で下ろし、またすぐにスイッチを切りかえた。
次はクナイでロープを切らなくてはいけない。 難易度はぐっと上がる。
より集中力を高めるために、さきは丹田に意識を集中させた。
(...集中力を高め始めたのか。)
そう感じとったカカシは、左目の写輪眼をスっと出し、さきのチャクラがどうなっているか確認した。