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【NARUTO】繋ぐ場所【カカシ】

第63章 Shell


(いや、そんなまさかやけど…)

『火影様…先日私が訪れた、花ノ村ですが…あそこには、植物を操ることのできる忍が数多く住んでいたと聞きました。
まさかですが…あの村が何か関係してるんでしょうか…?』

「それは…花巻一族のことか?」

『ご存じでしたか…』

「よく知っておる。…成程な…確かにこれに似た術を使っていた。
じゃが、あの一族は滅んだと聞いている。それに今はあの村に忍はいないはずじゃ」

『仰る通りです…でも…私達を襲ったタイミングを考えれば、100%違うとは言いきれません…疑ってしまいます』



 さきと火影様は黙り込み、足元のツルと葉をじっと眺めた。



『…火影様。彼らを滅ぼしたのは誰なんでしょうか…?彼らはたくさんの人々を救ってきたと、村長さんに伺いました。
殺される理由もないし、彼らが操るという特別な植物をもっと大切に保全すべきです…!』

「特別な植物?…一体なんの事だ」

 火影様は初めて聞いた様子で、目線をこちらへとうつした。

『第三演習場にある、あの大樹のことです。
 花巻一族は、あの大樹の生命力を様々なものに還元する能力を持っていたようです。
 火影様が教えて下さったあの木に纏わる伝説は、花巻一族の特殊な能力による事実だと、村長さんが…』

「なんじゃと?かつてこの里には花巻一族の忍がおったが…そのような話は一度も…」


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