第4章 Inviting Night
『そうやね』 と会話が終わったところで、「それじゃ寝ますか」、とカカシが提案する。
今日も床で寝始めるのかと思ったが、さきは今日はベッドに腰掛けこちらを見ていた。
「やっとそこで寝る気になった?」
ハハと笑いながらソファへと腰をおろした。
さきはこっちに来いと言わんばかりにポンポン枕を叩いている。
『カカシ、こっち! ねぇ、私は何もしないからさ、カカシも何もしやんって約束して? カカシの身体悪くなる前にちゃんとベッドで寝よう?』
(あのねぇ、年頃の男女が一緒の布団で寝るなんてありえないでしょーよ。)
カカシは呆れた目でさきを見た。
「だめ」
『なんで?』
「一昨日の晩、お前も嫌って言ったでしょ。」
『心境の変化よ。え、そんな嫌?』
「嫌とかそれ以前にダメでしょーよ実際のところ。」
『なら私がソファで寝る』
「だーめお前はベッドで寝なさい…」
『カカシの身体のこと、心配してんの。 私のせいでそんな所で寝て欲しくないんよ。 お願いカカシ。』