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【NARUTO】繋ぐ場所【カカシ】

第59章 見送り



_______________ …



『じゃあ、皆によろしくね。第二試験終了後は、カカシのとこに合流しに行くから、待ってて。』

 カカシは靴に手をかける彼女を玄関先で見送っていた。
 色々話をしていたら、あっという間にさきが出勤する時間になってしまった。

 次に二人が合流するのは、六日後になる。

「了解。 ま!第二の試験会場でアイツらに会えるのを楽しみにしてろ」

『うん、そうする』



 ドアノブに手をかけ、さきは外へ出ようとした。



『あ。……ねぇカカシ』

「ん?どうした」

『あの時のカカシ超カッコよかった! いい先生だったよっ』

「…あの時?」

 さきは、意味深な言葉を置き去りに、『じゃぁね!』と手を振り、最後まで笑顔を向けて部屋を出て行った。



(……なに?今の。)

 カカシはそのまま暫く玄関のドアを眺めていた。


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