• テキストサイズ

【NARUTO】繋ぐ場所【カカシ】

第50章 目立ちたがり屋ヒーロー


 刀傷はタズナさんの家の方向へと続いていた。
 それらはあまり綺麗な太刀筋ではなく、かなり乱れてる。
(荒々しくて暴力的…そこまで大した相手じゃないみたい。)
 さきは冷静に状況を観察し、考察した。
(状況として考えられるのは、ガトーの手先ってところね…あの二人が人質なんかになってないといいけど)
 


『剣士の相手は私がするから、ナルトくんはまず、二人を助けることを優先して。 そこから先は……もう任せられるよね?』
「おう!!」
 さきは手短に指示を下した。
 ナルトの返答も申し分なく、やる気に満ち溢れた表情を浮かべていた。



 さきとナルトが向かった先には予想通り、ガトーの手先と見られる刀を提げた男が二人。
 ちょうどツナミさんを縛って連れていこうとしていた。
 そこへ――――――…



「かっ…!母ちゃんから離れろー!! うおおおおお!!」
 小さな少年が勇気を振り絞って男二人に立ち向かい、勝負を挑んだ。
 イナリだ。



「斬るぜ」
「ヤリィ」
 男らは刀に手をかけ、迷うことなく抜刀した。
 その瞬間。


/ 641ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp