第43章 適材適所
「夜野さきよ、
…お前を、木ノ葉隠れの“特別上忍”に推薦する。
その力は既に中忍レベルを超えていることはワシから見ても明確じゃ。
中忍昇格と同時に、暗部への入隊も考えた。
だが先程のカカシの話にも合点がいく。 やはりお前には表の仕事の方が向いているだろう…
しかしただ中忍として任命するだけでは里の上層部も納得行かん。
奴らを「うん」と言わせるそれなりの理由が必要だ…
お主は遠距離援護攻撃型の忍じゃ。 その才能をまだまだ秘めているであろう…
またお主独自の術の開発…彩火の術は誰もが容易に真似できるものでは無い、木の葉の新しい宝だ。
お前は火遁のスペシャリストとも言える。
そこでその優れた才を認め、お前を特別上忍に推薦しよう。
だが、お前は忍としての経験自体がまだまだ浅い。
よって…上忍はたけカカシの補佐として、第七班を任せたい。
カカシの部下として共に行動し、学び、多くの経験を積むのだ。 勿論それだけがお前の役目ではない。 カカシ同様、その他の任務にもあたってもらう。
第七班はある意味特殊な面子だ。
追って説明させてもらうが、カカシしか適任はおらんとしてワシが担当を任命した。
しかし少々荷が重い部分も否めん。 お前の補佐があればその負担は少々軽くなろう。
お主にはそれを任せられるとワシは信じておる。
どうだ…やってくれるか? 」