第36章 手合わせ
_________ ドカッ!! ザッ!
_________ バンッ!! バシィッ!!
「アレってば、いつまで続くんだ?」
岩の上に座り、二人の様子を眺めていたナルトはさすがに退屈さを感じて大きな溜息を零した。
カカシとさきが手合わせを初めてから、かれこれ2、30分が経過しようとしている。
第七班の三人は、少し離れた場所からさきとカカシの手合わせを見学していたのだ。
「どちらかが鈴を取ったらだろう。 黙って見れないのかウスラトンカチ」
「なーーッ! うるせェのはお前だろ!サスケェ!!」
「ナルト! アンタ喧嘩っ早いのよイチイチ!!!」
「サ、サクラちゃん…」
やいのやいのと言い合う三人の先で手合わせをしている二人の腰にはひとつずつ、彼らが最初の演習で使用したあの銀色の鈴が揺れていた。