第34章 Sランク任務 -4-
その路地裏に居るのは…カカシ、リー、テンテン、ネジ、そして今しがた合流したさきだ。
まず口を開いたのはネジ。
「団子屋にキバくんが来たのは偶然だったけど…」
続けてリーが話した。
「まさかみんなが集まることになるとはねー」
「…でもま、たまにはこういうのもいいんちゃう?」
そして最後に少し訛りのあるテンテンが、笑顔で話を纏めた。
「すんごい疲れるけどねぇ。…これだけの影分身と、変化を使うのは。」
『ホンマに、いい修行になるね"コレ"』
「でしょ? それに、みんなのチームワークにこのマスクもかなりピンチだったしね」
カカシはそのマスクの上から頬をポリポリと掻きながら笑う。
「ま、別にマスクとらせちゃってもよかった気もするけど」
「予備でもう一枚つけてるからね…ハハハハ」
ネジとカカシが話していると、みんなと解散したらしいナルトたち第七班の三人組がこちらに向かって歩いてきた。
自分たちがしていたことが彼らにバレてしまうと非常にまずい。
しかし、この路地裏にいたのはみんな影分身。
ボフンと軽快な音を立て、その場からすぐに姿を消した。