第23章 She turns him on...
さきは湯船の中で伸びやかに体を休めながら、明日には班の顔合わせか…と考えていた。
カカシはどんな子達を部下に持つかな。
カカシに少しでも影響を与えてくれるといいな。
女の子?男の子?
カカシは男の子のほうが扱い上手いだろうなあ。
“カカシ先生”って呼ぶ子が増えていくのかぁ
たまには家にも来てくれるかな?
カカシは、カカシが、カカシを、カカシの...などと色々考え事をしていたら一時間以上はゆうに経過し、かなりの長風呂になってしまった。
『あかん…さすがにのぼせた…』
ザバッと浴槽から上がり、ぼーーっとする頭をフラフラ抱えながら脱衣所へ向かう。
髪と身体を適当に拭いて、下着と寝巻きを身に着ける。
最近新しく買ったお気に入りのパジャマはフロントボタンのついた長袖で、それとセットのボトムスはさきのすらりとした健康的な足によく似合うショートパンツだ。
のぼせ切った身体は、ドクンドクンと脈を打ち、全身からその音が聞こえるかのよう。
(上着るだけでやば、あつーー…ズボンどこだ...ズボン、ズボン…)
と、ホワホワする景色の中からお目当てのズボンを見つけ出し、履こうと片脚をあげた所で、フラッ ときてしまった。