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【NARUTO】繋ぐ場所【カカシ】

第22章 卒業試験


 任務を終わらせたさきは、サスケの所へ向かった。
 彼の事だからなんの問題もなく合格して卒業出来ているとは思うけど、それならそれで一番におめでとうを伝えたいと思ったのだ。



 この道を行けばアカデミー...そのもっと先には、うちはの敷地がある。
 もし下校のタイミングと合えば、彼には嫌がれるだろうけど家まで一緒に帰れるから...と思い、さきはこの道を選んだのだ。



 アカデミーの周辺は、多くの家族で賑わっていた。
 「流石私の子!」「我が家の誇りだ!」など、喜ばしい声がさきの耳に飛び込んでくる。
(みんな卒業できたんやね...)
 さきはサスケくんは居ないかと、その家族連れに紛れてアカデミーの敷地内をひょこっと覗き込んだ。



 ぐるりとあたりを見渡したが...サスケの姿はどこにもない。
(ちぇ、あの子のことやしやっぱりサッサと帰ってるよねぇ...)
 やっぱりこのままうちはへ行こう...とした時、少し遠くの小さなブランコに跨り悲しそうに肩を落としている少年を見つけた。


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