第36章 ぶかぶかシャツ 東リベ 三ツ谷隆 ほのぼの
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「ねぇ、三ツ谷ー。変じゃない??」
着慣れない服を触りながら
後ろを振り返る。
「似合ってる。
俺がに合わせて仕立てたのが変なわけないだろ。
んなことより、動くなよ。」
最後の最後で前回、合わせた時より
細くなった体に合わせて調整をする。
「なんなの、その自信。」
俺の言葉にが楽しそうに笑った。
当たり前だろ。
あの日からどれだけの時間をかけて
お前に似合うドレス考えてたと思ってるんだよ。
立ち上がって、正面から彼女を見つめる。
俺がのために仕立てたドレスは
彼女に想像していた以上によく似合っていた。
「、もうそろそろ、
三ツ谷って呼ぶのやめろよ。」
「えー。だって三ツ谷は三ツ谷なんだもん。」
と、が頬を膨らます。
「お前も三ツ谷になるんだから、ややこしーだろ。」
困ったような顔をしたは話題を変えようと
ドレスの裾をヒラヒラさせた。
「それより、どうかな?」
「ん、キレイだ。」
「ドレスが?」
「両方。」
の頬に手を添えると
彼女は静かに目を閉じる。
重なった唇を離すと、
「隆、約束守ってくれてありがと。」
はニッコリ笑った。
きっと、俺はいつまでも
お前には勝てないんだろうな。
fin
あとがき。
お久しぶりの三ツ谷くん。
三ツ谷くんに服を
作っていただきたかったわけです。
お題あんま関係なくなってしまいましたが、
ラブラブ出来て楽しく書けました。
個人的に女の子が三ツ谷って呼ぶのが
お気に入りです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
2022.08.20 朱華