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短編集●色んなキャラと365のお題

第4章 ずっとこうしたかった 弱ペダ 寒咲兄 ほのぼの





ワガママかなって、思ってた。


4.ずっとこうしたかった


「とと、とおじさん!どうしてここに?!」

と巻島と田所が帰ろうと校門を抜けると
緑色のエプロンを着た通司が立っていた。

「よっ。」

彼は手を挙げてニッと笑う。

その姿を見た2人は

「俺、ちょっと部室に忘れ物したの
思い出したッショ。」

「ああ、俺もだ。」

通司に、失礼しますと頭を下げ、
そそくさと部室に向かった。


「迎えにきた。帰るぞ。」

2人を見送りそう言った通司はの手をとった。


彼女は、ようやく状況を理解し
ニコッと笑って

「はいっ!」

繋いだ手をブンブン振った。




初めて出逢ったのは2年前の
寒い冬の雨の日。

鼻の頭を真っ赤にした彼女は
俺の家の前で雨宿りしていた。

真新しい制服はビショビショで


「これ、使えよ。」


そう 俺から話しかけたのが始まり。


それが こんな関係になるなんて
思いもよらなかった。



「でも、どうして?」

が首を傾げる。

繋いでいる彼女の手を彼がギュッと握って

「の卒業までに
この道、歩いてみたかったんだよ。

2人でさ。」

彼女の耳元でささやく。
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