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短編集●色んなキャラと365のお題

第32章 手袋代わりに僕の手を 東リベ 松野千冬 ほのぼの





たまには、役に立つじゃん。


32.手袋代わりに僕の手を


秋が始まったばかりだというのに
急に気温が下がって、
やっぱり異常気象なんだなと思う。


突然の気温の変化に衣替えが追いつかず、
昨年使っていたはずの手袋が
なかなか見つからない。


「おい、。遅刻すんぞ。」

ヤンキーのくせに
遅刻を気にする幼馴染が玄関で叫ぶ。



いくら探してもみつからない手袋は諦め、
マフラーをグルグルに巻いて
玄関に向かった。


いってきますと、2人で玄関を飛び出す。



「やっぱ、さむー。」

自分の手に息を吹きかけていると、
千冬が不思議そうな顔をしていた。



「お前、手袋は?」

「どっかの真面目ヤンキーが急かすから
みつかんなかったの。」


そもそも、
どこにしまったのかも忘れてしまったけど。


んー。と、考えを巡らせてから
ポンと手を打った千冬は自分の手を差し出した。

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