第29章 あの人からのメール 東リベ 三途春千夜 ほのぼの
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「春千夜、こっちみて。」
立ち止まった彼女に合わせて歩みを止めて
彼女を見下ろす。
さんは、
袖の先から少しだけ出た手を伸ばして
俺の頬を包むと、マスクを外した。
「こっちの方が好きだよ。」
さんは、
フワリと優しい笑みを浮かべる。
「・・っなにいってるんですか。
寒いし、近くのカフェでも入りますよ。」
さんの手からマスクを取り、
制服のポケットに突っ込んで
冷たくなった彼女の手をとって歩き始める。
「マスク、外してくれるんだ?」
さんは、ニヤニヤと笑いながら
俺の手を握った。
「今日だけ、ですから。」
立ち止まって振り返り、触れるだけのキスをした。
「・・春千夜のバカ。」
真っ赤な顔で怒る可愛いさんを
見れるなら
彼女の前ではマスクを外して過ごすのも
悪くないな、なんて思いながら、
俺は彼女の手を引いて歩きだした。
fin
あとがき。
春千夜には、ブレザーを着ていてほしいです。
ヒロインちゃんは年上設定。
年上ヒロインちゃん×春千夜は
個人的に好きな設定です。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
2022.05.01 朱華