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短編集●色んなキャラと365のお題

第28章 こんな時しか素直になれない ヒプマイ 観音坂独歩 ほのぼの




「先輩となら、どこでもいいんです!」

ニコッと笑ったは、
ビールのジョッキを俺に手渡す。



酒を飲みながら、彼女と色んな話をした。

仕事のこと、友達のこと、
学生時代の話から趣味の話・・・




そういえば、と
こんなにゆっくり話したことは
なかったかもしれない。


「先輩とこうやって、
色んなお話をしたかったんです。」


彼女がタイミングよくそんな事を言うものだから
心の中を読まれたのかと思った。



「俺もだよ。」

あまりにも自然と出た言葉で
自分の方が驚く。

はフワリと微笑んだ。



楽しい時間というのはすぐに過ぎるもので
いつの間にか、店が閉まる時間になっていた。


この時間が終わるのを寂しいと思うのは
俺だけだろうか。



---



「せんぱい?」

店を出て、
隣を歩いていたが俺を覗き込む。



「あの、さ。」

俺の独りよがりなのかもしれない。

それでもいいから、
もう少し彼女と過ごしたかった。



アルコールが脳を麻痺させているのだと
自分に言い訳しながら彼女を見つめた。


「もう少し、時間あるか?」



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