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短編集●色んなキャラと365のお題

第28章 こんな時しか素直になれない ヒプマイ 観音坂独歩 ほのぼの





いつもよりちょっと勇気を出した。


28.こんな時しか素直になれない


会社の飲み会ほど、めんどくさいものはない。


後輩の は
席の真ん中で課長や他の社員と
ニコニコ笑いながら
楽しそうに酒を飲んでいるようだった。



はじめは、ただの後輩だったのに
いつの間にか目に入るようになって
そして、気づいたら目で追うようになった。




「ふー。」

席を立ったついでに酔い覚ましのため、
外に出ていると

「あ、観音坂先輩。」

ひょこっと顔を出した。


「タバコですか?」

彼女は何を思ったか、外に出てきた。

「いや、ちょっと飲みすぎたから
風に当たってた。」


じゃあ、私も!
ニコッと笑った彼女が俺の隣に並ぶ。



アルコールで少し火照った顔に
まだ少し冷たい風が気持ちいい。



「先輩?ちょっといいですか?」

彼女はちょいちょいと手招きする。

「ん?」

頭ひとつ分ほど小さいに顔を寄せた。


「あとで、2人で飲み直しませんか?」


驚いて顔を離すと、アルコールのためか、
頬を染めたと目があう。

「ぁあ、いいけど。」

我ながら歯切れの悪い返事をしてしまった
と思ったが不安げだった彼女は
パッと嬉しそうに笑って
約束ですよ?と小指を俺の指に絡めた。



---



「すみません、お待たせしました!」

解散したあと、と待ち合わせて
近くの居酒屋に入った。


「いいのか、こんなとこで。」

入っておいてなんだが、
後輩とは言え、
女性と入るような居酒屋ではなく、
大衆居酒屋と言う感じの店だった。

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